2018年 ParisModena参加レポート1
2018年09月05日
ParisModena参加レポート
2018年6月7日〜13日まで開催された第5回Paris→Modenaに参加したのでレポートをお届け致します。
タイトルの通りフランスのパリからイタリアのマセラティモデナ工場まで約1200kmを自転車で走るサイクルイベントです。日本ではあまり知られていないイベントですが、数年前に海外のサイトでマセラティのジャージを身にまとい走行している写真をたまたま見つけ存在を知りました。
その後フランスのロードバイクのトップブランドであるLOOK社から、ParisModena maseratiというマセラティのエンブレムが施されたフレームがリリースされたのを機会にいつか参加したいと思っておりましたが、日本国内ではイベントの存在自体知っている人がおらず、参加基準も分からない状況でした。
しかし今年偶然の出会いからParisModenaに参加する事が出来ましたのでレポートをお届け致します。
ParisModenaはマセラティがメインスポンサーですのでサポートカーは全てマセラティで統一されています。
今回はギブリとレバンテでしたが、出来ればグラントゥーリズモの快音を聞きながら走行したらより楽しかったのでは無いかと思います^^
ライド中に着用するサイクルジャージ、ヘルメット、サングラス、グローブ、自転車等全て主催者側で用意された物が支給されます。参加者はシューズとペダルのみを持参すれば良いようになっております。
「Photo by Frederrik Herregods」
イベントの趣旨(マセラティジャパンHP抜粋)
「パリ・モデナ」はフランスのパリからマセラティが本社を構えるイタリアのモデナ工場に向かうルートをたどるサイクリングツアーです。勝ち負けは一切関係なく、参加者全員が一緒にフィニッシュラインを通過することがこのツアーの唯一の目的です。参加者は全員がそれぞれのパーソナルチャレンジとは別に、自転車で1km走行(1日あたり約100?)するごとに難病の子ども達を支えるチャリティー団体「Rêves(レーヴ)」に募金をしていきます。」
チャリティーイベントと明記されているので、レースではなくファンライドと勝手に解釈していましたが出国直前に届いたコースレイアウトを見て驚きました!ツール・ト・゙フランスで走る山岳コースを含め、終日ヒルクライムとかなり過酷なコースに本当に完走出来るのか?と不安になる程でした。
コースレイアウトから単純計算すると5日間の獲得標高は1万メートルを楽に超えており、私の年間獲得標高を超えてしまう程です。このイベントに参加する事が決定してから、毎年参加しているレースも落車による怪我を回避する為全て出走を取りやめて備えていたのですが、逆にもう少しトレーニングをしておけば良かったと後悔する程の難コースです。
下の様なコースマップがきました。日本ではこんなコースを作成する事自体難しいレイアウトが毎日続きます。
イベントの参加者は29名。
イタリア11名、スペイン3名、フランス9名、アメリカ2名、ベルギー2名、そして日本からは私を含め2名の参加です。語学は不得手ですがライド中は言葉はいらないし、日常は出川流コミュニケーションで何となると思っておりましたが、主催者側の計らいで選任の通訳を用意して頂きました。
ゴール地点のModena工場までの行程は以下の通りです。車での移動も含まれます。
1日目Paris→LYON→CHONAS L’AMBALLAN
2日目CHONAS L'AMBALLAN→150km→MENS→74.5km→ALPE D'HUEZ
3日目ALPE D'HUEZ→107.5km→MODANE→125km→TORINO
4日目TORINO Maserati→86km→ALBA
5日目ALBA→292km→LIDO DI CAMAIORE→89km→MONTECCATINI
6日目MONTECCATINI→67,5km→BARIGAZZO→72.7km→BIO→12km→MASERATI MODENA
では5日間の楽しくも苦しかったレポートをお届け致します。
1日目 6月7日 バイクフィッティング+ウエルカムパーティ。
集合場所からMaserati LEVANTEに乗り向かった先は倉庫街。
成田で開催されたグラントゥーリズモの発表会を思い出すような雰囲気です。
倉庫内に入るとそこはヘリポート!もしかしてこれに乗るんですか?????
自身初のへり搭乗でもあり大興奮の嬉しいサプライズからイベントが開始致しました。
サイクリングイベントではありますが、走っている時以外にも様々なサプライズが用意されているのがリーピーターが多い理由でしょう。
ヘリが着陸したのはホテルの中庭。静かなホテルに次から次へとヘリが降りてきます。
中庭でお茶をしていた老夫婦は何事も無いように会話を楽しんでいます。
イベントで使用する機材は全て主催側が用意してくれるのもこのイベントの特長の一つです。
自分で持っていくのはビンディングシューズ、ペダル、サイクルコンピューターのみとなっております。
今回支給されたウエア関係一式。デザインも良くカッコ良すぎです。
ヘルメット、サングラス、グローブそしてソックスまで支給されまるでプロチームです。
ポロシャツも支給されサイクルジャージを着ている時以外はこれで過ごします。
提供されたバイクはSPECIALIZEDのS-works Roubaix Di2。
日本で購入すると100万円overで売られているバイクです。残念ながら今年はマセラティとのコラボモデルではありませんでした。
こちらが一昨年のイベントで使用された限定モデルのParisModena。
フランスのLOOK社からリリースされています。マセラティのエンブレムが2つとParisModenaのロゴが書かれておりスペシャル感満載です。フレームとしての性能も一級品なスペシャルモデルです。
ParisModenaの刻印だけで無くマセラティのエンブレムも施されています。
同じカラーリングの自転車が並んでいると、自分のバイクを探すのも一苦労です。
フレームにネームプレートが貼ってありました。一つ一つの演出がにくいです。
セッティングが完了するとイベントスタートです。
カンファレンススタート
大まかなコースレイアウト等が説明されます。ハードなコース設定です。
チャリティー団体「Rêves(レーヴ)」に募金。
夜はウエルカムパーティで健闘を称え合います。
MICHELINの☆を獲得しておりとても美味でした。
このイベントがただの自転車のイベントでは無いのが毎晩開催されるディナータイム。
普通では予約も取れないようなレストランで美味しい食事を頂く事が出来ます。
Part2では走行の様子をお届け致します。
株式会社ミラコラーレ
横浜市港南区港南中央通7−18