グランスポルト クラッチ不良 メンテンナンスレポート
2020年02月06日
グランスポルト クラッチ不良 メンテンナンスレポート
都内在住のM様。「シフトの動きがおかしくなり車が動かなくなってしまった...」と修理依頼のご連絡が入りました。
幸いにも何とかご自宅までは辿り着けたとのことですが、ガレージに車を入れることが出来ずそのままレッカー入庫頂きました。
点検させて頂いた結果、不動となってしまった原因は「クラッチスプリングの折れ」である事が確認できたため、クラッチ交換のメンテナンスをさせて頂きました。
トラブルシューティングと共にメンテナンスの様子をご紹介致します。
◎トラブル内容
1、ギアが入り辛くなる。ギアを入れようとすると異音と振動が発生する。
ギアを入れようとしてもギアが入らず車から「ゴン、ゴン」と異音と振動が発生する。
パドルを操作してもギアが入らず、何回かパドルと操作すると何とか1速に入る。
2、バックができなくなる。
1速や2速にはなんとか入るが、バックギアには全く入らない。
3、ギクシャクしてうまく発進できない。クラッチから異臭がする。
ギアが入ってもずっと半クラッチのような状態で、ノロノロとしか動くことができない。
車を動かそうとするとクラッチが焼けたような匂いがする。
今回のようなトラブル時はメーター上にエラーなどは表示されないことが多く、テスターにもエラーは記録されない事がほとんどです。
そのためリフトアップして実際に目視にてクラッチ周りを点検する必要があります。
上記の症状から原因はほぼ特定できていますが、実際にトラブル箇所を確認しなければメンテナンスに移ることが出来ないためお車をリフトアップして点検を行います。
都内在住のM様。「シフトの動きがおかしくなり車が動かなくなってしまった...」と修理依頼のご連絡が入りました。
幸いにも何とかご自宅までは辿り着けたとのことですが、ガレージに車を入れることが出来ずそのままレッカー入庫頂きました。
点検させて頂いた結果、不動となってしまった原因は「クラッチスプリングの折れ」である事が確認できたため、クラッチ交換のメンテナンスをさせて頂きました。
トラブルシューティングと共にメンテナンスの様子をご紹介致します。
◎トラブル内容
1、ギアが入り辛くなる。ギアを入れようとすると異音と振動が発生する。
ギアを入れようとしてもギアが入らず車から「ゴン、ゴン」と異音と振動が発生する。
パドルを操作してもギアが入らず、何回かパドルと操作すると何とか1速に入る。
2、バックができなくなる。
1速や2速にはなんとか入るが、バックギアには全く入らない。
3、ギクシャクしてうまく発進できない。クラッチから異臭がする。
ギアが入ってもずっと半クラッチのような状態で、ノロノロとしか動くことができない。
車を動かそうとするとクラッチが焼けたような匂いがする。
今回のようなトラブル時はメーター上にエラーなどは表示されないことが多く、テスターにもエラーは記録されない事がほとんどです。
そのためリフトアップして実際に目視にてクラッチ周りを点検する必要があります。
上記の症状から原因はほぼ特定できていますが、実際にトラブル箇所を確認しなければメンテナンスに移ることが出来ないためお車をリフトアップして点検を行います。
リフトアップのでの点検の結果「クラッチのスプリング折れ」である事が確認できたため、クラッチ一式を交換させて頂きました。
いきなりですが、こちらが不動の原因となったクラッチです。
どこがトラブルの原因となっているかわかりますか?
一見何の変化もないクラッチに見えますが...横から見ると...
クラッチスプリングが折れてしまっているのが分かります。
写真ではほんの少しだけスプリングが変形しているように見えますが、この1本のスプリングが折れてしまっていることでうまくクラッチの断続ができなくなっている状況でした。
クラッチを新品交換しリフレッシュを行います。
いきなりですが、こちらが不動の原因となったクラッチです。
どこがトラブルの原因となっているかわかりますか?
一見何の変化もないクラッチに見えますが...横から見ると...
クラッチスプリングが折れてしまっているのが分かります。
写真ではほんの少しだけスプリングが変形しているように見えますが、この1本のスプリングが折れてしまっていることでうまくクラッチの断続ができなくなっている状況でした。
クラッチを新品交換しリフレッシュを行います。
クラッチ交換ではクラッチ板だけでなく、フライホイールやスラストベアリングなどその他周辺パーツなども交換し、クラッチ周辺のリフレッシュを行います。
それではメンテナンスの様子をご覧ください。
クラッチ交換にはマフラーやトランスミッションやトルクチューブなど車両に装着されているパーツを順番に取り外さなければなりません。
普段はあまり見ることの少ないトランスミッションも車両から切り離します。
クラッチが収まるベルハウジングを取り外すといよいよクラッチが姿を現します。
クラッチコンプリート、フライホイール、パイロットベアリングを交換していきます。
交換されたクラッチとフライホイールです。
フライホイールは長年の仕様で熱が入り、まだら模様に焼けていました。
まだら模様になったフライホイールは表面がわずかに歪んでおり、クラッチジャダーなどの原因になる為ミラコラーレではクラッチ交換時にフライホイールも新品交換させて頂いております。
ベルハウジングではクラッチの断続を行うスラストベアリングや、スムーズに走行する上で重要な役割を担うクラッチセンサーなどの交換を行います。
各部グリスアップやパーツの慣らし作業を行いながらメンテナンスを進めます。
ただ単にパーツを組み付けるのではなく、ひと手間を加えることでクラッチがしっかり動くようなりクルマの発進もスムーズになります。
クラッチ交換後は、取り外したトランスミッションやトルクチューブ、マフラーを組み付けます。
作業完了後はリフトでの作動チェックとロードテストを行い、クラッチ交換は完了です!
M様この度は入庫頂きありがとうございました。
これからもグランスポルトの主治医としてしっかりサポートさせて頂きますので今後ともよろしくお願いいたします。
ミラコラーレではグランスポルトをはじめクーペ。スパイダーなどマセラティ4200系まだまだ現役です!
メンテンナンス用のオリジナルパーツも豊富にご用意しております。
マセラティのメンテナンス、カスタマイズはミラコラーレにお任せ下さい!
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